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2018年12月26日 (水)

運転中のインタラクション(78)

 実際に警報の色や点滅パターンを変化させると、どのように知覚印象が変わるかを50人に実験した結果を紹介しよう。矩形に表示したディスプレイで色(赤、黄、緑、青、白)、輝度、サイズ、点滅パターンを変化させ、重大性と緊急性の印象を順序付けしたものである。

 色については、緑青白の重大性の印象差は小さく、黄、赤の順で大きくなる。点滅周期では、連続と1Hzでは差が小さく、2Hz、5HZの順で重大性の印象が強くなる。

 点滅のデューティ比で30%と70%を比較すると、30%の方が重大性の印象が強くなる。サイズも大きなるほど、印象が強くなる。音の周波数効果では、500Hz、1KHz、2KHzと周波数が高くなるほど印象が高くなり、純音よりも倍音成分があると印象が高まる。しかし、倍音成分の影響は基本周波数によって異なり、一定の効果はみられない。音圧は高くなると印象が高まり、断続音よりも連続音の方が重大性が高まる。断続音では周期が短くなるほど印象が大きくなり、デューティ比が高くなると印象が強まる。緊急性についても、重大性とほぼ同傾向である。

 視覚表示と聴覚表示を併用すると、重大性、緊急性とも加法的に印象が強くなる。これに加えて、危険、注意、情報という言語的ラベルを併用すると、ラベル付けによる印象は強まるものの効果は10%程度しかない。

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