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2019年3月18日 (月)

ドライバ行動(77)

 カーロケーション型経路誘導とは、画面に現在位置を表示し、進行方向や周囲情報を提供することにより経路支援するカーナビゲーションである。シンプルではあるものの、それまでの紙地図による経路選択より遥かに便利だった。

 なぜなら、紙地図より遥かに容易に現在位置と周辺情報が把握できるからである。よって、方法が同じでも機能的違いも存在するのである。

 カーロケーションと紙地図で利用する情報の割合を調査したところ、車内情報(ナビや地図からの情報)と車外情報(走行シーンをドライバが目視で得る情報)の比率が異なることがわかった。カーロケーションでは、車内情報からパス、ノード、車外情報からランドマーク、ノードの情報を利用されていた。紙地図では、車内情報からランドマーク、パス、車外情報からランドマークの情報が利用されていた。ドライバが利用する情報の違いは、両者の機能的な違いに依存しているものと考えられている。

 これら結果から、カーロケーションの情報処理モデルは、ナビで確認した現在位置を基に、車外情報とダイレクトに比較照合し経路を選択しているといえる。一方、紙地図の情報処理モデルでは、まず現在位置がどこかを地図上で確認するところから始まり、比較照合も運転しながらでは紙地図を使えないためドライバの認知地図上での実施となる。

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