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2019年3月 3日 (日)

ドライバ行動(62)

 運転中の視線方向が、転舵行動にどのように影響するかも調べらている。実際の運転実験では危険なため、ドライビングシミュレータで行われたものである。

 直進する状況で、被験者に注視点を中央ではなく左右の特定の位置を指示したのである。すると、注視方向に転舵がバイアスした。

 これは車両の速度に依存せず、5deg程度の左右への注視から発生する。また、ステアリングホイールの回転方向と車の転舵方向を逆(左に回すと右に曲がる)にした場合でも、注視方向にバイアスしたのである。このことから、単に身体の結びつき効果ではなく、進行方向の知覚そのものが影響を受けていると考えられる。

 視線方向へ転舵がバイアスされることは、カーブ路でのタンジェントポイントへの注視でも確認されている。視線方向は、進行方向知覚と制御に重要なキーになっているのである。

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