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2019年3月13日 (水)

ドライバ行動(72)

 Task-Capability Model では、運転パフォーマンスとタスクディマンドの差がタスクの困難さと定義した。そして、ドライバはタスクの困難さを調整するとしたのである。

 そのため、タスクが困難でなければ、タスクディマンドを高める運転行動は取らないとした。また、タスクが困難でなければ、運転パフォーマンスが下がる心身状態になることを受け入れるともした。

 つまり、ドライバにとって受け入れられるタスクの困難さが、知覚したタスクの困難さの範囲にあるかどうかが行動調性の基準になるのである。ドライバが事故の危険性を感じるのは、タスクの困難さが許容範囲を超えているからである。フュラーは実験で、運転パフォーマンスのレベルにタスクディマンドが達したとき、被験者は初めて事故リスクを感じることを示した。

 Task-Capability Model はリスク目標水準を基準に運転するというリスクホメオタシスモデルとは異なる考え方である。しかし、タスク困難さが許容範囲を超えてからは、リスクホメオタシスモデルと同じ考え方になるといえる。

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