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2019年3月12日 (火)

ドライバ行動(71)

 タスクディマンドは、車両構造・性能、道路環境、交通状況、運転行動によって変化する。例えば、交通量の少ない直線路走行よりも、交通量が多く速度も高い連続するカーブ路の方がタスクディマンドは高い。

 タスクディマンドが高い状況で、ドライバは運転に対する集中度を高める。そのため、高いタスクディマンドが運転パフォーマンスを高めていると考えられる。

 また、同じ道路環境でも、高い車速で車間距離を短く取って走行した方が、低い速度で車間距離を広くとって走行するよりもタスクディマンドは高くなる。高速で車間距離が短い場合、先行車の挙動に対しより迅速な対応が求められるのである。このように、ドライバ自身の行動によって、タスクディマンドを調整することができる。これは逆に、運転パフォーマンスに応じたタスクディマンドに、ドライバ自身が調整可能であるともいえる。

 加齢によりドライバの運転パフォーマンスは低下するものの、極端に事故率が上がるわけではない。これは、ドライバ自身が低下した運転パフォーマンスに見合うよう、タスクディマンドを下げているためと考えられる。

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