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2019年3月 7日 (木)

ドライバ行動(66)

 リスクホメオタシスが提唱され、その検証研究が多く行われた。そして多くの論争が発生し、現在は終結している。

 これまでの検証を通して、リスクホメオタシスモデルの根本的な仮説のリスク目標の存在は証明されなかった。また、長期的にみれば事故率は変化しないという予測も証明されていない。

 検証を困難にした理由のひとつに、ワイルドの主張がリスクホメオタシス説は個人の行動を説明するものではなく、地域の道路利用者全体の集合的行動のモデルであるというものがある。ただ、リスクホメオタシス説の重要な点は、安全システムはドライバ行動を変化させること、技術システムとドライバ行動の間には相互作用があることが明確になったことである。

 リスク補償行動は、ドライバの行動適応(Behavioral Adaptation)の一形態とみなせる。新技術に対する行動適応はプラスとマイナスの面があり、マイナス面の行動適応を起こさないためにどうすべきかも考えなければならない。

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