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2020年2月12日 (水)

DS(28)

 映像システムは,コンピュータグラフィックスを処理する計算機,映像を投影するプロジェクター,ドーム内に形成されたスクリーンで構成される.アイポイントをドーム中心に置き,スクリーンはアイポイントから距離3mとし, 視野範囲を前週360°,上方33°,下方20°としている.

 ドームは,ハニカム形状の材料を上下からカーボンで挟み込んだハニカムサンドイッチ構造とし,10分割したパネルを組み合わせてドーム全体を構成した.これにより.モーションが可動した時の映像のブレやゆがみがなく,モーションの応答を確保できる高剛性と軽量化が達成できた.

 そして,映像描画遅れによる違和感を軽減させるため,ドライバ の運転操作に対する映像更新の遅れを,人間の視覚の時間分解能とされる30ミリ秒以下を目標とした.そのため,プロジェクターは描画速度を重視し,リフレッシュレートが120HzのDLPプロジェクターを採用した.開発した結果,計算機の処理や通信を含めたトータルの描画更新の遅れの実測値は 30.3ミリ秒とほぼ目標を達成している.

 スクリーン上での映像の解像度を,市街地における200m先の人の動きが認識できるよう,5分角以下の4.7分角を実現した.このスクリーンへの投影は,7台のプロジェクターを使用する.

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