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2020年2月 8日 (土)

DS(24)

 シミュレータ酔いの原因として考えられる2種類の感覚の違い,すなわち,体性感覚と視覚の違和感を解消するため,それぞれ次のように対策した.

 体性感覚の違和感とは,実車の運転で感じる前後左右の加速度がDSで感じられないということなので,DSの搖動部の性能向上を図った.実車並みの加速度を得るには,XYレールを有する本格的DSでないと対応できない.さらに,レール長のストロークを長くし,レール軸の駆動部に高い推力を持つリニアモータでのダイレクトドライブとした.これにより,広い可動範囲を高い応答速度で動く世界最高性能の並進装置の開発が目標となった.また,交差点での右左折等でヨ一方向の回転感覚が得られないことによる違和感を低減するため,ドーム内にターンテープルを設置し,実車同様のヨ一方向の感覚を与えることにした.

 視覚の違和感については,ドライバが実際に見ている映像を再現するため,まず,実車のコックピットを使ってドライバが運転席から見た視界を見慣れたものにした.次に,ドーム内の大型の球形スクリーン全方位にCG画像を映しだす構成とした.そして,高密度に描いたCG画像を,ドライバ操作に対して遅れを少なく描画するため,処理速度が速い計箕機と描画速度が速いプロジェクターによる描画システムを構築した.

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