« DS(22) | トップページ | DS(24) »

2020年2月 7日 (金)

DS(23)

 次は日産自動車(以下日産)のDSを紹介する.発表されたのは,2018年度である.

 日産では,DSの使用目的を,運転支援でドライバがどのような影響を受けるか,危険な状況でドライバが対応できるか等の実車を使用した評価は危険が伴うためとしている.そのため,DS使用は不可欠であるため,長時間乗り続けられるDSを開発目的とした.

 DSを長時間乗り続けるためには,シミュレータ酔いのないDSにしなければならない.特に,運転経験が長く運転感覚が豊富に備わっている人程,シミュレー タ酔いを起こしやすいといわれている.そのため,実車とDSの運転感覚の差異による違和感を低減し,臨場感があり,酔いにくいDSを目指した.

 現在,シミュレータ酔いの原因は完全に解明されていないものの,酔いを最もよく説明できるものとして,「感覚不一致」説がある.これは,ドライバが予測する実車の運転で感じている感覚と,DSで感じる感覚の違いによる違和感が,酔いを引き起こすというものである.この感覚の違いは,大きく次の2つに分類することができる.

(1)体性感覚:実車で感じる加速度とDSで再現する加速度の違いや遅れ
(2)視覚:実際に見ている風景とDSによる映像の違いや遅れ

|

« DS(22) | トップページ | DS(24) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« DS(22) | トップページ | DS(24) »