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2020年2月 3日 (月)

DS(19)

 ドーム内で走行シーンを映し出す映像装置は,ドームスクリーン,プロジェクタ,映像模擬計算機,実験シナリオ計算機,画像データベース等で構成されている.ドームスクリーンは,高さ4.5m,内径7.0mの大きさで内側は球面スクリーンになっており,上側23°下側20°全周囲360°の視野を,天井から固定されたプロジェクタ8台で走行シーンを映し出す.球面スクリーンの中心は,運転席のドライバのアイポイントに設定しており,フロアから1.27mの高さである.

 ドーム内の運転模擬装置は,加振装置で2.5Hzまで振動が加えられるため,振動による画像ブレが起こる可能性があるため,上下固有振動数を32Hzで設計した.そのため,航空機の構造材として使われる軽量高剛性のカーボンアルミハニカムサンドイッチパネルを採用してFEM解析で構造設計し,ドームの剛性をあげた.ドームの剛性を上げることは,車両運動模擬装置の応答性改善にも効果がある.

 画像解像度は,100m先の車両がトラックか乗用車かを見分けられることを目標に,UXGA(1600×1200)液晶プロジェクタ8台で,60Hzで描画している.CGの合成は,プロジェクタ当り4台,総計32台の画像模擬計算機を用いての描画である.そして,市街地の交差点で事故に至るドライバ運転行動を再現するため,DSを設置する御殿場市街地を忠実にコンピュータグラフィックスでモデル化した.御殿場駅周辺を含む2×3kmmの範囲の道路を48万ポリゴンを使って再現し,道路総延長距離は64kmに及ぶ.

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