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2020年5月 2日 (土)

統計分析の基本(2)

 まずは、実験でどのような数値が得られるかを明確にする。すなわち、数値を割り当てる際の尺度がどんな種類かを明確にするということである。

 尺度には、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度(比例尺度)の4種類がある。これらの意味を理解して、実験で得られる数値がどの尺度に該当するかを明確にしておく。

 名義尺度とは、単に区別に用いる名前やIDのことであり、等しいかどうかにのみ意味がある。名義尺度では大小比較には意味がなく、最頻値には意味がある。順序尺度とは、順番のことであり、大小比較には意味があるものの、差や比には意味がない。間隔尺度とは、温度のように大小比較にも意味がある尺度である。しかし、比には意味がない。そして、比率尺度とは、長さや質量にように、比にも意味がある尺度である。比率尺度は、最頻値や平均値など、全ての統計手法が適用可能となる。

 名義尺度や順序尺度では、平均値を取ることに意味はない。つまり、実験計画段階で統計分析手法が決まるといえるのである。

 

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