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2020年5月 8日 (金)

統計分析の基本(8)

 正規分布が確認できたところで、2群(条件)の違いをt検定で調べよう。t検定とは、2群(条件)の母集団の平均に違いがあるかどうかを調べる検定である。

 重要なことは、実験で得られたサンプル間の違いではなく、あくまでもそのサンプルが抽出された母集団を調べているということである。実験に参加した協力者は、条件を満たす母集団から無作為に選ばれたサンプルなのである。

 t検定の帰無仮説は、2群(条件)の母集団の平均の差が0になることである。ここで、実験参加者が2群(条件)間で同じか違うかに注意しよう。同じ実験参加者で条件を分けた場合は「対応があるt件検定」、違う実験参加者で条件を分けた場合は「対応のないt検定」と呼ばれる。t検定では検定する2つの母集団の分散が同じでならなければならないため、対応のないt検定では2つの母集団の分散が同じかどうかをF検定で調べなければならない。F検定は2つの母集団の分散の比が、F分布に従うかどうかを検定する。

 F分布に従う場合はt検定を行える。F分布に従わない場合は、ウェルチの検定を行う。

 

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