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2020年5月 3日 (日)

統計分析の基本(3)

 尺度の種類を決めれば、次はどのような分布になるかを確認する。データはばらつくため、ある範囲に分布するはずである。

 個々の計測値の個数たる度数が、測定範囲にどのように分布しているかという度数分布をグラフ化してヒストグラムで表現する。そして、そのヒストグラムの分布形状把握がデータの特徴把握の第一歩となる。

 分布形状が左右対称か非対象か、ある値をピークに両側で減衰しているか、ピークが2つ以上あるか等を確認しよう。ある値をピークに左右対称で釣鐘型をしていれば、正規分布として扱える可能性が大である。統計分析では、正規分布が前提となり、t検定や分散分析は正規分布が前提で成り立つ。その事象の起こりうる範囲が、ある平均値から均等な確率でばらつくのであれば理論的に正規分布となる。したがって、データの種類が正規分布として扱えるかどうかはある程度予測でき、集めるデータが正規分布になるようなものに工夫しておきたい。

 自然現象は正規分布に従うものと考えてよい。正規分布に従わないものは、人間の意志によりバイアスがかかったものの場合が多く、人間工学ではよく登場することに注意しよう。

 

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