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2020年5月16日 (土)

統計分析の基本(16)

 データが性別のような名義尺度の場合の有意差には、χ^2(カイ二乗)検定を用いる。この場合は、当然ながら対応のない群(条件)同士の比較になる。

 まず、2群のクロス集計を行う。クロス集計とは、2群と比較したい項目を縦横軸として2次元化した集計方法である。

 例えば、ある車載システムを好むかどうかの評価を男女で差があるかを調べる実験では、男女で差がないという帰無仮説をたてる。このときの実験値は、男女それぞれの好き嫌いの集計結果数である。ここで、理論値を求める。この場合の理論値は、好きの人数を参加男女数の比率でかけたものが男女それぞれの理論値である。そして、実験値と理論値の差を二乗し、その値を実験値で割った値の合計(χ^2値)がχ^2分布に従っているかどうかを調べる。

 基本的には、χ^2値が大きい程帰無仮説が成り立たないことを示す。間隔尺度に合うように設問を変更してt検定で調べることが可能な場合もあるが、差が出にくいときにはχ^2検定が有効である。

 

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