« 日本のITS(11) | トップページ | 日本のITS(13) »

2020年7月12日 (日)

日本のITS(12)

 総務省の今年度の課題は、V2X用通信帯域の検討である。V2Xの通信帯域として700MHz帯域を確保しているものの、国際的には5.8GHz帯域が主流だからである。

 5.8GHzは日本では従来DSRCとして、ETC2.0で実績を上げた通信帯域である。V2Xにも5.8GHzを使用すると、ETC2.0との共存可能性が問題となる。

 ETCもV2Xも必要時に利用できなければならないため、タイミングを制御することは難しい。また、使用場所の隔離もできないため、ETCとV2Xは両立できないことになる。そこで、既存のETCの帯域はそのままで、V2Xの使用帯域を5.9GHzに変えてETCとの両立を検討することになった。5.9GHzに上げても、5GHz帯域のWiFiや放送事業用無線局FPU(Field Pickup Unit)との干渉を検討しなくてはならない。

 自動運転だけに限らず、移動体通信の需要は今後ますます上昇する。需給逼迫が起きないような技術検討が期待されている。

 

|

« 日本のITS(11) | トップページ | 日本のITS(13) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日本のITS(11) | トップページ | 日本のITS(13) »