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2020年7月10日 (金)

日本のITS(10)

 国土交通省自動車局の最大の施策は、1991年度から始めている先進安全自動車ASV(Advanced Safety Vehicle)である。ASVでは、5年を一区切りとして進めて来ており、2020年度は第6期の最終年にあたる。

 ASVは自動車を高度なエレクトロニクスで格段に安全にすることが目的で、世界をリードする形で展開されて来た。ぶつからない車等の運転支援システムが日本で盛んなのは、ASVがあるからである。

 ASVでは技術開発だけではなく、基準や法整備、そして普及策も検討している。自動運転も十分視野に入っており、インフラを含めた広いITSにおいて、自動車の受け皿がASVという位置付けを担う。第6期で研究開発した新システムの一つに、運転中ドライバの体調が急変し運転続行不可能になったとき、路肩に自動で安全に停止する「路肩退避型等発展型ドライバー異常時対応システム」というものがある。更に、速度制限区間で強制的に自動車の最高速度を制限する「自動速度制御装置」も検討している。このように、自動車メーカーと一体となって研究開発から実用化のための基準を開発し、安全性の高まった自動車を普及させる努力を続けているのである。

 公共交通機関に対しては、外国人旅行者が快適に移動できる交通サービスを検討している。それは、円滑に移動できることを目的としたバスICカードシステムと、バスの位置がわかるバスロケーションである。

 

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