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2020年9月 5日 (土)

自動運転の課題対策(5)

 自動車の仕様は、基本的に世界統一仕様である。自動運転になっても、この基本原理は変わらないはずだ。

 ところが、ドライバの倫理観は世界の国や地域で同じでないことがモラル・マシーンでの回答結果からわかった。世界各地で異なる倫理観に対応するよう、仕向け地によって仕様を変えても良いだろうか。

 仕様が変わる要因の一つに、使われる地域での交通インフラ状況が考えられる。例えば、自動車用レーンは対向1車線で、自動車レーンの隣には自転車専用レーンがある地域があるとしよう。そこでの自動運転は対向車との接触リスクを避けるため、対向レーンから少し離れ自転車専用レーンに少し近く走行するようにプログラムされたとする。こうすることによって、対向車と接触するリスクは減るものの、自転車と接触するリスクは増えることになる。するとこの地域では、統計的に自動運転車と自転車との接触事故が増えることになる。このように、自動運転の仕様を変えてしまうと、事故の種類が変わってしまうことになる。そのため、事故に関わるような自動運転の仕様は統一している方が良いのではないだろうか。

 倫理観については、倫理観そのものを統一はできないので、結論に至る過程を統一すれば良いのではないだろうか。すなわち、大原則を維持しつつ、各国各地域使用者の嗜好を同じ仕組みによって反映させるプログラムを研究開発するのである。

 

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