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2020年9月 3日 (木)

自動運転の課題対策(3)

 モラル・マシーンの質問に答えると、自分の選択と平均の選択の結果を示してくれる。僕の回答はほぼ平均値と近かったものの、質問によってはずれが目立つものもある。

 つまり、モラル・マシーンには正解はないのである。これまで世界中の4000万の方が質問に答えて回答の傾向は出ているものの、地域や文化によっては異なる傾向が出ているそうだ。

 選択のパラメータとなったものは、生存者と犠牲者の差、性別、年齢、人間か動物か、体型、社会的地位、搭乗者か歩行者か、交通規則を順守しているか、進路を変えるかどうかの9つである。これらパラメータの中で、回答者の国籍、年齢、宗教によらず共通の傾向は、動物よりは人間、少人数よりは多人数、高齢者よりは若者が優先という傾向が出ている。また、社会的地位と交通規則を遵守している方が優先される傾向もある。ところが、それ以外のパラメータでは統一的な傾向がなかったのである。

 ただし、地域別の傾向はあり、例えば所得格差の少ないフィンランドでは、搭乗者か歩行者かや社会的地位は判断要素にはなっていない。ところが、中南米ではホームレスや犯罪者は助けなくてよいという判断が多かった。

 

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