自動運転の課題対策(18)
重みwの変化は、ヘッブの法則に従わせると、次式のように表すことができる。
dw/dt = -β(w-yA・yB)
すなわち、重み w の時間に関する微分方程式となり、ここでβは変化の度合いを表す正の定数である。この式の意味するところは、重みwの単位時間あたりの変化が、w とユニットAとユニットBの出力の積 yA・yB の差分に比例し、比例定数がβということになる。したがって、重み w の極限値は yA・yB となる。
この式の一般解は次式となる。
w = Ke^(-βt) + yA・yB
e は自然対数の底であり、K は t=0 における w の初期値と yA・yB によって決まる値である。この式の第一項 Ke^(-βt) は、時間の経過と共に0に近づくため、w の極限値がやはり yA・yB になることを表している。
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