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2020年9月22日 (火)

自動運転の課題対策(22)

 自動車と歩行者のコミュニケーションツールとまではいかなくても、自動車の状態を歩行者に知らせる仕組みとして、かつて大型トラックには速度表示灯が装着されていた。これは、トラックのウインドシールド上部に装着された3連のランプで、速度に応じてグリーンに灯るランプ数が変わるものだった。

 速度表示灯の点灯仕様は、停車時は全て消灯し、時速40km以下で一つ、時速40kmから60km以下で二つ、時速60km以上で3つが自動的に点灯するものである。歩行者は遠方から来るトラックの速度表示灯の点灯数を見て、トラックの速度を知ることができるのである。

 自動車と歩行者のコミュニケーションツールの原始的な姿として、有用なものだった。ところが、1999年、輸入障壁になるということで廃止された。速度表示灯は日本独自のものだったのである。自動車輸出入戦争の犠牲になったのだ。輸入車であっても、改造して速度表示灯を装着すれば認可は受けられたのだが、改造費用がかかるため輸入障壁とみなされたのである。また、免許証を持たない歩行者には、速度表示灯の意味や存在すら知らない者もいて、十分機能していなかったことも廃止の遠因となった。

 ドライバのいない自動運転車には、このような歩行者や他ドライバとのコミュニケーションツールが必要である。少なくとも、他交通から正しく認識されるため、自動運転車であることを示すものが必要ではないだろうか。

 

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