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2020年10月 3日 (土)

自動運転の課題対策(33)

 自動運転がテイクオーバー要請したにもかかわらず、そのときドライバが周辺監視以外のタスクをしていたらどうなるだろうか。このような状況ではスムーズなテイクオーバーは期待できず、本来安全性を向上させるための自動運転が危険な状況を招くことになり兼ねない。

 レベル2は運転制御が自動運転側、周辺監視がドライバ側といっても、実際は運転制御を行うために自動運転側も周辺監視を行っている。そのため、ドライバが周辺監視を怠ったとしても、ほとんどの場合、適切な運転制御が行われるのである。

 そのため、レベル2の仕様を周辺監視をしなくてもよいもの、と勘違いするドライバの発生が懸念されるのである。また、運転制御をやらなくてもよい状況では、周辺監視義務があっても周辺監視に集中できなくなることも懸念される。ドライバ自身が運転していれば、当然のことながら周辺監視なしでは運転できないため、ドライバは周辺監視に集中する。もし、何らかのタスク、例えば携帯電話の使用で意識が会話に集中する状況、では、周辺監視に集中できず、安全に運転ができないことは誰もがわかっている。したがって、周辺監視に集中できなくなる仕様で、周辺監視義務を課すのは問題があるのではないだろうか。

 

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