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2020年10月24日 (土)

自動運転の課題対策(54)

 テイクオーバーには数々の課題があることがわかったと思う。自動運転から手動運転の切替は、容易に仕様を決めて簡単に済ますことはできないのである。

 逆に、手動運転から自動運転への切替はどうだろうか。こちらは運転支援システムで経験済みのことで、特に問題はない。

 ACCならセットスイッチをオンにするだけでよく、ドライバは安心してペダルから足を離せばよい。自動運転への切替も同様で、ドライバが任意のタイミングで自動運転がオンになるスイッチを入れればよいだろう。もし、自動運転になれば、何か特別なHMIが必要ではないかと心配になれば、テイクオーバーを実験したときのようにドライビングシミュレータで試してみればよい。運転支援システムや自動運転では、ドライバが運転操作を自動車に委ねるため、ドライビングシミュレータの活用度が大いに上がるのである。ドライバが手動で運転するときは、ハンドル操作に対する車両の挙動や、逆に車両挙動がハンドルを通してドライバに与えるフィーリング等が厳格に求められるため、ドライビングシミュレータはより運転感覚に訴求するGの発生の高精度なものが必要になる。しかし、運転支援システムや自動運転の場合は、ドライバがハンドルを通して車両に求める感覚がシビアなものでないため、ドライビングシミュレータは走行環境を表現するグラフィックスに注意しれば、手動運転時ほどGの発生は高精度なものでなくてもよい。したがって、低価格なドライビングシミュレータでも十分活用できるのである。

 

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