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2020年10月17日 (土)

自動運転の課題対策(47)

 TTC7秒と5秒の場合の、障害物を回避するためのハンドル操作を見てみると、滑らかさが異なっていた。すなわち、TTC7秒は滑らかにハンドルを操作していたが、TTC5秒では急峻にハンドル操作をしていた。

 これは、TTC7秒では障害物までの距離に余裕があるため、ドライバが冷静に対応したためと思われる。一方、TTTC5秒のときは、障害物までの距離に余裕がなく、ドライバは慌ててハンドルを操作したためと思われる。

 14名のハンドル操作の開始時点の分布を調べると、TTC7秒の方がTTC5秒よりばらついていた。これは、TTC7秒では余裕があるため、回避操作を自分の好みのタイミングで行っていたものと考えられる。ところが、TTC5秒になると余裕がないため、即座に回避操作を開始するため、分布はばらつかなかったのだろう。そして、14名全員について、TTC7秒と5秒のハンドル操作の上記違いは共通していた。

 実験協力者の実験後の感想としては、やはりTTC5秒は余裕がなく焦ったというものが多かった。しかし、その後TTC3.6秒での実験を行ったところ、全員が障害物を回避したため、TTCの限界値は3.6秒以下といえる。

 

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