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2020年10月20日 (火)

自動運転の課題対策(50)

 以上の実験では、ドライバは障害物回避時、全員が最終的にハンドル操作で障害物を回避していた。これは、運転経験が浅いドライバが多かったからかも知れない。

 そこで、運転経験が20年以上のドライバ32名に、これらのドライビングシミュレータ実験に協力してもらった。TTC7秒で、サブタスクは行わず、自動運転中どうするかはドライバに任せた。

 32名中、62%にあたる21名は、テイクオーバー要請に気付くと,まずブレーキで減速しその後再び加速しながらハンドル操作で車線変更して障害物を回避した。19%の6名は,ブレーキ操作なしで速度を維持しながらハンドル操作で回避した。16%にあたる5名は、ブレーキで減速し障害物の手前で完全に停止した。そして、ブレーキで減速しながらハンドル操作で障害物を回避した後、停止した者が1名(3%)という結果になった。よって、81%にあたる27名がハンドル操作で障害物を回避したことになる。直進のままブレーキ操作で停止した者は16%のため、少数派といえる。

 運転経験を増すと、ハンドル操作せず停止する者も増える傾向は確認できた。しかし、それは少数派であって、走行中にテイクオーバーすると、走行を維持しながら状況に対処しようとする者が多数派といえるのではないだろうか。

 

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