« 自動運転の課題対策(35) | トップページ | 自動運転の課題対策(37) »

2020年10月 6日 (火)

自動運転の課題対策(36)

 レベル2は運転制御を自動運転が行うため、手放し運転が可能となる。ところが、手放し運転にすると、これまで述べてきたように周辺監視の集中度が下がってしまう。

 そのため、現在商品化されているレベル2相当の自動運転では、ドライバがハンドルを掴んでいないと自動運転が働かない仕様になっているものがほとんどである。ハンドルを持っていると、自動運転がステアリングとペダルを操作していても、自然と運転に意識が集中し周辺監視にも集中できるのである。

 ハンドルを持つということは、レベル1のキープ・レーン・アシストと同じ仕様になってしまう。キープ・レーン・アシストは、ハンドルを持っていないと作動しないのが一般的である。キープ・レーン・アシストはペダル操作が含まれないものの、レベル1のアダプティブ・クルーズ・コントロールと組み合わせれば、レベル2走行と同じになる。つまり、レベル2でドライバにハンドルを持たせてしまうと、レベル1と変わらないことになる。

 ドライバがハンドルを持っているとテイクオーバーがやりやすいし、周辺監視にも集中するので何ら問題はない。ただし、レベル1とレベル2を区分する意味はなくなり、レベル2の存在意義は低くなる。

 

|

« 自動運転の課題対策(35) | トップページ | 自動運転の課題対策(37) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 自動運転の課題対策(35) | トップページ | 自動運転の課題対策(37) »