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2020年10月23日 (金)

自動運転の課題対策(53)

 一方、テイクオーバーをサポートできていない車両側の課題とは、テイクオーバー要請後にいきなり手動運転に制御を移してしまうことである。つまり、これは走行中にいきなりドライバに運転制御を移動させても、ドライバは運転動作の準備ができていないため問題が生じるということである。

 計画的なテイクオーバーでは、直線路でのみテイクオーバー要請が発せられると仮定した。これは、直線路でないとドライバが対応できないだろうということから考えたのである。

 前述のように、直線路でテイクオーバーを完了後すぐに車線変更したときと、テイクオーバー完了後しばらくそのまま同一車線で走行してから車線変更した方が、ほとんどのドライバでハンドル操作が滑らかだった。これは、ドライバの手動運転には、慣熟走行が必要なことを示していると考えられる。また、カーブ走行時にテイクオーバーさせると、ハンドル操作が乱れるという他研究もある。

 以上のことから、テイクオーバー時に車両制御をやめるのではなく、レーンキーピング等のレベル1の車両制御は継続しておいた方がよいのではないだろうか。ただし、障害物回避のため素早いハンドル操作が必要なときに、レーンキーピングが働いていて問題がないかどうかは検証が必要である。

 

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