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2020年11月23日 (月)

センサフュージョン(8)

 センサデータフュージョンは特別なことではない。なぜなら、われわれ人間が普通に行っていることだからである。

 人間のセンサ器官は、眼、耳、鼻、舌、皮膚であり、これらの器官は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(温感を含)の各機能を持つ。われわれは、これら五感の情報を常にセンサデータフュージョンしている。

 例えば、トロをネタにした握り寿司を前にして、われわれ日本人は赤と白の視覚でこれを「トロの握り」と認識するだろう。同時に、トロの味わい、持ったときの触感、重さ、温感、匂いを思い出す。人によっては、寿司屋の威勢の良い歓迎音声も連想するだろう。つまり、寿司の記憶は、視覚、味覚、触覚、嗅覚、人によっては聴覚データをフュージョンした形で行われており、認識するときもフュージョンされたデータと比較されるのである。寿司に限らず、たいていのものはセンサ単体のデータではなく、いくつかのセンサデータがフュージョンされて記憶され、認識するときはフュージョンした形で行われる。

 もちろん、単体データでも認識は可能である。寿司の写真を見れば、当然視覚だけで寿司と認識することができる。

 

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