108つの煩悩(31)
108つの煩悩の三十一番目は、
道締見取見(どうたいけんしゅけん)
である。道締と見取見でできた言葉である。九つ目、十七番目、二十四番目の煩悩と同じく見取見に関わる煩悩である。道締が苦しみを消滅させるに至る道であるから、道締見取見とは、間違った考えを優れていると考えることを辞める道があるのに、そこに行かず苦しむということになる。
仏教は全ての人に救われる道を示すことができるという。悪人にも救われる道があるそうだ。それを知ったのにも関わらず、悪を続けていれば救われようはない。
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