108つの煩悩(7)
108つの煩悩の七つ目は、
苦締辺執見(くたいへんじっけん)
である。苦締と辺執見で造られた言葉である。辺執見とは、極端に片寄った考え方(見解)ということで、仏教での極端に片寄った見解とは、自分の死後は無になると考える見解と死後も有りつづけると考える見解のどちらかをいう。
無になる考え方を断見といい、有りつづける考え方を常見という。仏教ではどちらでもないことを説いている。すなわち、死して全て無に帰すのではなく、魂が永久不滅でもないという中庸の教えである。
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