108つの煩悩(8)
108つの煩悩の八つ目は、
苦締邪見(くたいじゃけん)
である。苦締と邪見が合わさった煩悩はどんなものだろうか。邪見とは、間違った見解である。悪見ともいう。したがって、苦締邪見とは間違った見解に苦しむということになる。正しい見解は正見(しょうけん)であり、仏教では正見が求められる。
悟りを開くためには、八正道(はっしょうどう)を実践しなければならない。八正道で最初に挙げらえれているのが、正見である。涅槃に至る第一歩は、正しい見解を持つことなのだ。
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