108つの煩悩(2)
108つの煩悩の二つ目は、
苦締瞋(くたいしん)
である。苦締貪と同じく、苦締と瞋に分かれる。瞋とは、怒りのことである。つまり、苦締瞋とは、怒りに苦しむということである。
諸君は何に怒っているだろうか?僕もいろんなことに憤りを覚えることがある。怒りは時にエネルギーの元になることもある。怒りをバネとして頑張る。苦締貪もエネルギーの元だろう。欲しい気持ちがあるから頑張ることもある。人間は煩悩の塊りであり、煩悩を糧として生きている。今回の108つの煩悩を一つ一つ見ていくのは、人間をよりよく理解しようという試みと思って欲しい。
何かで聞いたことで、歳を取って老いて丸くなるより、何かに怒っている方がボケないそうだ。本当かどうかはこれからわかると思っている。
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