無信不立
無信不立(むしんふりつ)は、信(しん)無(な)くんば立たず、と読む。信義の心がなければ、社会生活が送れないという意味だ。
出典は論語の顔淵である。顔淵の正式名は顔回(がんかい)で、字(あざな)が子淵(しえん)なので顔淵とも言われた。
子貢問政。子曰、足食、足兵、民信之矣。子貢曰、必不得已而去、於斯三者何先。曰、去兵。子貢曰、必不得已而去、於斯二者何先。曰、去食。自古皆有死。民無信不立。子貢(しこう)政(まつりごと)を問ふ。子曰く、食を足し、兵を足し、民は之を信にす、と。子貢曰く、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者に於いて何をか先にせん、と。曰く、兵を去らん、と。子貢曰く、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於いて何をか先にせん、と。曰く、食を去らん。古(いにしへ)より皆死有り。民信無くんば立たず、と。
政治に必要なことは食料と軍備と信義の三つで、一つ取るとすれば食料よりも信義であると孔子は教えていた。2500年前から、社会を形成するものは信義とされていたのだ。
※2008年12月31日から125の四字熟語を紹介させてもらいましたが、本日を以て終了したいと思います。明日からは趣向を変えた連載を始めたいと思います。
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