2018年7月 1日 (日)

第二外国語(16)

 今まで、主要な第二外国語になりそうな言語を紹介してきた。英語に対する見方が変わったのではないだろうか。

 僕の経験では、第二外国語にドイツ語を習い、英語が簡単に思い始めた。名詞に性別はないし、格変化も単純である。

 英語が世界言語になったのは、イギリスが歴史的に活躍したからである。これに加え、英文法が他言語より簡単だったからというのもあるかも知れない。例えば、ギリシャ語は単語数が500万語あるといわれ、それに対し英語は50万語である。それに、他言語から輸入した単語が多い。Tsunamiは日本語の津波から輸入された単語である。

 われわれ日本人には、文法が違うためか英語は難しい。しかし、英語の元になったドイツ語文法は英語よりも複雑だったことを思い出し、簡単な英語をものにしよう。

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2018年6月30日 (土)

第二外国語(15)

 最後に取り上げる言語はベンガル語。バングラディシュの国語である。

 インドの22言語の内の1言語でもあり、西ベンガル州で使われている。話者数は2億人を超え、世界10位のメジャー言語となっている。

 ヒンディーとは類似点があり、ヒンディーのはい/いいえのハーン/ナヒーンに対し、ベンガル語ではハー/ナーである。ヒンディーのありがとう/ダンニャワードに対し、ベンガル語ではドンノバードという。しかし、こんにちはになるとヒンディーのナマステに対し、ベンガル語では少々複雑になり、イスラム教徒に対して自分から言うときは、アッサラーム・アライクム、相手に返すときは、アライクム・アッサラームといい、イスラム教徒以外には、ノモシュカールという。

 ベンガル語の半分は、サンスクリット語由来である。サンスクリット語は梵語と呼ばれ、仏教関連の用語として今でも使われている。

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2018年6月29日 (金)

第二外国語(14)

 次はヒンズー語。正式には、ヒンディーという。

 ヒンディーは北インドの言葉であり、インドの公用語であるため話者が多く世界4位となっている。しかし、インド人全員がヒンディーをしゃべれる訳ではない。

 こんにちはは、ナマステという。これは聞いたことがあるかも知れない。ありがとうは、英語が導入されており、タンキューで良い。ヒンディーで言うなら、ダンニャワード、または、シュクリヤーという。シュクリヤーはアラビア語のシュクランに似ている。実は、ヒンディーはアラビア語の影響も受けているといわれているのである。はい/いいえは、ハーン/ナヒーンであり、アラビア語のはいがナームなので、ナの音が聞こえても逆の意味になることに注意しよう。

 ヒンディーから日本語に取り入れられたものも結構ある。例えば、アバター、シャンプー、バンガロー、パジャマ、ヨガはヒンディー由来である。

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2018年6月28日 (木)

第二外国語(13)

 それでは、世界メジャー言語ということでアラビア語。モロッコの留学生も本学にはいるので、知っていた方が良い。

 アラビア語は、アラビア半島や北アフリカ諸国等の27カ国で公用語として使われている。国連の公用語、英語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語と共に、アラビア語も公用語の一つである。

 われわれが日常に使う言葉にもアラビア語由来のものが多い、特に化学分野には多く存在する。中世ヨーロッパで、アラビア圏の科学を積極的に取り入れたためといわれている。アルカリ、アルコール、コットン、ガーゼ、カンフル、ギプスから、アベレージ、アルゴリズム、ゼロ、リスクはアラビア語なのである。他にも、コーヒー、シロップ、ソーダ、ソファー、ラケット、トタン等、身の回りにアラビア語が溢れている。

 はい/いいえは、ナーム/ラーといい、覚えなければ想像もできない。ありがとう/どういたしまして/すみませんは、シュクラン/アフワン/アルマーベラくらいは覚えておこう。

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2018年6月27日 (水)

第二外国語(12)

 これまでいくつかの外国語を、英語に対する第二外国語という立場で紹介してきた。主には研究室に滞在している留学生の母国語を取り上げた。

 世界には数々の言語が存在する。国際SILという少数言語を研究する組織が発行しているエスノーグなる出版物によれば、6812言語もあることになっている。

 日本が国として承認している国数が196に対し、6812はあまりにも多い。しかし、メジャーな母国語、公用語になるとぐっと減って数えられるほどになる。世界の母国語または公用語として第二言語で使っている数で順位付けると、次のようになる。

1.中国語
2.英語
3.スペイン語
4.ヒンズー語
5.アラビア語
6.マレーシア語
7.ロシア語
8.フランス語
9.ポルトガル語
10.ベンガル語

 中国語は、人口に比例して1位となる。英語は、実は母国語話者数でいくと順位を大きく下げる。しかし、第二言語で使用する割合が多く、2位になるのである。母国語話者数だでけ数えると、スペイン語が2位になる。そして、意外と知らないのが、ヒンズー語、アラビア語、ベンガル語が世界でメジャーな言語である点だ。第二外国語の締めくくりとして、これら3つの言語をこれから勉強してみよう。

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2018年6月26日 (火)

第二外国語(11)

 フランス語やポルトガル語の源流になっているのは、ラテン語である。どんな言語か見てみよう。

 ラテン語はローマ帝国の公用語であり、ローマ帝国崩壊後もヨーロッパに強い影響を与えた。そして、イタリア語、ルーマニア語、フランス語・スペイン語、ポルトガル語等のロマンス諸語といわれる言語に進化していった。

 ラテン語はヨーロッパの古語ではあるものの、今でもバチカンの公用語になっている。また、学術用語によく登場しているのである。例えば、くいちがいを表現するアドホックはラテン語であり、論文に登場するお馴染みの用語である。日常用語でも、アドリブやアリバイはラテン語である。また、ミサイルやファクシミリはラテン語由来の言葉である。プリウスは先駆けという意味のラテン語であり、ニベアは雪のように白いという意味で商品名に使われたりしている。

 こんにちは/こんばんは/おやすみは、ボナムディエム(bonum diem)/ボヌムヴェスペルム(bonum vesperum)/ボヌムノクテム(bonam noctem)という。フランス語やポルトガル語に似ていることがよくわかる。

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2018年6月25日 (月)

第二外国語(10)

 フランス語を取り上げたのは、モロッコの留学生がフランス語が得意だからである。彼らの英語はフランス語訛りが入っているように聞こえるほどだ。

 フランス語の次は、ポルトガル語。ブラジルからの留学生が当研究室にもいるからである。

 ポルトガル語もラテン語由来で、フランス語系といえなくもない。より近いのがスペイン語である。ポルトガル語が母国語だと、スペイン語を話すのは難しくても聞けばわかるそうだ。スペイン語もラテン語系である。ポルトガル語は英語とはあまり似ていないので、初めから覚えなくてはならない。おはよう/こんにちは/こんばんはは、ボンヂーア(Bom dia)/ ボアタルヂ(Boa tarde)/ボアノイチ(Boa noite)という。フランス語の雰囲気があるのがわかる。また、夜のノイチは英語のナイトに似ているところなどは、同じヨーロッパ語という感じがする。

 ちなみに、スペイン語の挨拶おはよう/こんにちは/こんばんはは、ブエノスディアス(Buenos días)/ブエナスタルデス(Buenas tardes)/ブエナスノーチェス(Buenas noches)という。確かに似ているが、日本人がポルトガル語を習ってもスペイン語はわからいだろう。

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2018年6月24日 (日)

第二外国語(9)

 ドイツ語の次は、フランス語。英語の次にメジャーなヨーロッパ語である。

 英語はフランス語の影響を受けているため、意外とフランス語と英語に似ているところがある。フランス語はラテン語由来、英語はゲルマン語由来なので違うところの方が多い。

 例えば、こんにちは、ボンジュール(Bonjour)では英語との共通点は感じられない。全く新しい言語として覚えるしかない。はい、いいえのはいはウィ(Oui)、いいえはノン(Non)となると、多少の共通点はありそうだ。そして、似た単語が多いのである。同じ/違うの英語はsame/differentに対し、フランス語ではmeme/different、コンセプトに至っては英語・フランス語ともconceptである。

 英語とフランス語を同時に学ぶと、相乗効果で英語の上達が早いともいわれている。英語の成り立ちに多大な影響を与えたフランス語を勉強してみてはどうだろうか。

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2018年6月23日 (土)

第二外国語(8)

 アジア圏から次はヨーロッパ圏の言語を勉強しよう。先ずは、ドイツ語。

 当研究室にもドイツ人学生がいるし、昔は第二外国語といえばドイツ語が多かった。英語との類似点が多く、英語より発音し易いのでとっつき易い。

 ヨーロッパ圏の言語は、ラテン語系(フランス語、イタリア語、スペイン語)とゲルマン語系(ドイツ語、オランダ語、英語)に大別できる。英語はゲルマン語系のため、ドイツ語との類似点が多いといえる。英語は、ドイツ語にフランス語を取り入れて出来上がったといわれている。ドイツ語で先ず驚くことは、名詞に男性と女性があることである。雰囲気では区別できず、ただ覚えるしかない。その上、格変化が厳格で、英文法が簡単に思える。逆に、独特な発音のウムライト等を除けば、発音が単語を読んだままで良く英語よりも容易である。

 ドイツ語を学ぶと、英語が簡単に思えてくる。厳格なドイツ語が、フランス語の影響を受けて綴りこそ複雑になったものの、文法が容易になったように思える。

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2018年6月22日 (金)

第二外国語(7)

 アジア圏の言葉として、最後に中国語。日本語、韓国語、ベトナム語の源流である。

 日本語、韓国語、ベトナム語の中で、現代でも漢字を使うのは日本語だけである。日本で使う漢字は中国では繁体と呼ばれ、中国の古語になるのが面白い。

 当の中国は漢字を簡体へと進化させ、日本人には不思議な感じがする略し方をしている。中学から高校にかけて、われわれは漢文を習った。あの漢文は中国人にも難しいのである。なぜなら、中国の古文だからである。われわれが枕草子を古文の時間に教えてもらわないと意味がわからなかったように、現代中国人は漢文(漢詩)を教えてもらわないと意味がわからないのである。だから、われわれは漢字を使っているから中国語がすぐわかるだろうとは思わず、最初からきちんと学ばないと使えるようにならない。

 こんにちはニーハオ(你好)、おはようザンツァオハオ(早上好)、さよならツァイツェン(再見)、ありがとうシェイシェイ(謝謝)等、漢字が読めても発音は全く別物である。

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